続いて壁パーツを作っていきます。
漆喰風塗装の材料は胡粉ジェッソの硬練りです。
最初小さいパックを買いましたが、気に入ったので大きいのを買い足しました。
ベースはダイソーのプラ板0.4mm。
設置場所に合わせてカットしたら全面に両面テープを貼って、透け防止のクラフトペーパーを貼った上からジェッソを塗っていきます。
貼る紙はなんでもいいと思いますが、薄くて、表面がざらついている方が食いつきがいいかなと思ってのチョイスです。
塗る前に四隅に磁石取り付け用の穴を開け、小さな磁石を裏からテープで仮止めし、裏面と磁石の面を合わせて平らにしておきます。磁石の厚みが1mmあり若干表に飛び出すので、それを隠せる厚みで胡粉ジェッソを塗ります。
磁石はこんな感じのやつ。
最初に全体に塗り広げて下地を覆い、少し乾いてからコテ跡を残すように塗るのですが、ちょっとコツがいるので、小さな土台で試してから本番に入るといいでしょう。
私は写真のようなヘラと、スチレンボードの端材で作った小さなコテを使いました。
多分これと同じ。セリアかダイソーのメイクコーナーで買ったような気がします。
こん手の塗りはパレットナイフが本職ですが、先や縁が鋭いとせっかく塗ったジェッソを削り取ってしまうので、厚手で縁の丸いバターナイフのようなものがいいと思います。
コテ跡が確認しやすいよう、奥から手前にライトを当てて作業しています。
コテ跡はあまり大きすぎるとスケール感が出ないので、このスケールでのコテのサイズを想定した大きさになるようにしています。濡れて艶がある状態だとコテ跡が目立ちますが、乾くと大人しくなるので、ちょっとしっかり目に凹凸をつけていいと思います。後からまた盛ることもできるので、失敗を恐れず楽しくやりましょう。
磁石を隠すために全体を厚く塗ってもいいですが、ジェッソをケチって角だけ厚くしました。せっかく新しいの買い足したのにほとんど使わず終わったわ。
塗り終わったらしっかり乾燥させて、はみ出した部分をデザインナイフでカットします。
漆喰風ですが、ゴムのような弾力のある質感なので、ナイフでスパッと切ることができます。
ビフォーと、
アフター。壁との隙間も綺麗に埋まりました。
裏のマグネット部分はメンディングテープで固定しました。最初は一旦マグネットを外して瞬着で固定しなおそうと思っていたのですが、ジェッソが結構しっかり食いついてくれたので、これで十分かなと。
そんなに頻繁に動かすものでもないので問題ないでしょう。
裏には設置箇所と向きがわかるよう書き込みをしてあります。手仕事だとどうしても誤差が出るので…。
いざ設置。正面壁→床→左右壁の順で置くと、角の継ぎ目が綺麗に隠れると思います。床や壁の厚みで飛び出した分をカットしています。
マグネットも弱いかなと思ったのですが、なかなかいい仕事をしてくています。
プラ板が薄いせいで若干中央が浮いてるので、次からは各辺の真ん中と中央の9箇所につけようかな。
旧ハウスの壁は家具に合わせて若干の汚しを入れていましたが、今回はとりあえずこのままで。家具を作ってから考えようと思います。
きゅうはうとの比較。たしか薄く溶いた透明水彩とアイブロウパウダーか何かで汚してたはず。
ひとまずこれで壁は完成です。