前回収納ケースを作ったオトモトランクですが、やっぱりアイテムボックス型のケースを作ることにしました。
こんな感じの箱を作っていきます。後ろにかけてある布はどうしようかな。考え中。
まずは箱作り。
材料はダイソーのマドラーです。
端が丸くなっているので一旦切り落とし、サイズに合わせて切って組み立てていきます。
板の幅が決まっているので、スケール的には割とギリギリのサイズです。必要な収納スペースのサイズと、モデルの比率と、材料のサイズとをすり合わせるこういう作業が個人的にはいちばん苦手なところ。まあなんとか整合性は取れたかなと思います。
上の丸太は丸棒を半分に割って、紙で樹皮を作りました。
余談ですが実はこの樹皮、鉄板仕込みドールハウス作りでバラしたホワイトボードのダンボールなのです。
この鉄板に残ったやつ。
これを別たちでこそぎ取ったくしゃくしゃのやつがどう見ても樹皮だったので、後で何かに使おうと思って紙に貼り付けて取っておいたのでした。
マジ樹皮。
うまくいかなければモデリングペーストで作ればいいかなと思っていたのですが、これがなかなか。薪とか、切り株作る時にも良さそう。
素材として売ってるこのサイズの天然木は樹皮がつるんとしたものが殆どで、なかなかスケール感出すのが難しいんですよね。ボール紙を絞れば再現できるかな?今度やってみましょう。
本題に戻ります。
金属パーツを作ります。
蝶番は鉄板の端材で、錠前やコーナーのパーツはプラ板の端材で。
完成したらシルバーのマニキュアで塗装。プラ板にマニキュアは多分あまりよろしくないと思うんだけど、まあいいや。
箱をナイフと針やら何やらで木目を強調して、鉄媒染液で塗装。もうちょっと色味が欲しいかな。
鉄媒染液は木材を簡単に風化させられる便利な塗料で、お酢とスチールウールで簡単に作れます。部屋中お酢臭くなるけど、アンティーク系の家具とか作る時にかなり重宝します。ドールハウスの床もこれです。
ただ、木材のタンニンに反応して色が変化するので、材料が変わると色も変わります。今回は煮出した紅茶でタンニンをプラスしてみたのですが、いつもと素材が違うせいで思った感じにならなかったので、後で透明水彩で色を入れていこうと思います。
アクリルガッシュで金属パーツの汚しを入れます。ゲーム内の画像だとだいぶ青っぽく見えるので、黒と青を混ぜたものをドライブラシ気味に乗せました。
箱の塗装完成。全体に透明水彩で茶色を被せ、箱の模様と丸太の樹皮はアクリルガッシュです。
なかなかいい感じ。照明のせいか、写真だとなんだかCGっぽいですね。実物はもうちょっと色も濃くて素材感があります。
とりあえずこんなもんでしょうか。
次回は床を作り直します。