先日作ったスミレを鉢植えに仕上げるのに、鉢が必要なので制作にとりかかる。
ガーデニングは詳しくないけど、デローマ社のオリーブシリーズの鉢がとても可愛らしかったので、ミニチュア化してみる予定。
鉢はいくつあってもいいので、型取りして複製するつもりです。
型の種類や成形方法など、いくつか選択肢があるので、いろいろ試してみたいと思います。
窯があれば、陶芸用の土を使って「鋳込み」でやってみたいんだけどなあ。
鋳込みというのは、原型を石膏で型取って、中に液状の粘土(泥漿)を流し込んで成形する方法のことです。
液状の粘土に対し、石膏型の吸水性を利用して型に沿った薄い粘土の膜を生成するので、肉薄の器などを作るのに向いています。
いつもなら原型制作にはグレイスカルピーという粘土を使うのですが、今回は彫塑粘土なるものを使ってみました。
以前より興味はあったけど、使ってみるのは今回が初。
彫塑粘土は
- 変形させた形状の保持力(可塑性)が高い
- 乾燥で固くなるが、水分を加えるとまた柔らかくなる
- 乾燥前、乾燥後ともに切削しやすい
という特徴があります。
本来、時間をかけたい原型制作には、乾燥せず切削・盛付しやすい焼成タイプのグレースカルピーが個人的には一番使いやすいのですが、バター2個分くらいの大きさで3,000円弱とかなり高価なので、何か代用できないかなと。
ざっくり成形してやすりとデザインナイフでザクザク削って、なんとなく雰囲気出てきたのがこちら。
表面がだいぶ荒いけど、アンティークの雰囲気が出ていいかも?
粒子は細かいんだけどちょいちょい砂が入ってるんですよね。最初からなめらかに整えて乾燥させればつるりとするんですが。
お花作りたいのに色々回り道してる気がするけど、まあ楽しいのでよし!