これなーんだ?
そう、よくある大きめのキャスターですね。
それをこうして、
こうして、
こうだ!
でげでん。(効果音)
というわけで、ミニチュア手回しろくろを作ってみました。
市販のミニろくろの1割程度のお値段にしては、なかなか使える良い子です。
いやね、先日行ったろくろ体験がおもしろくて、ミニチュアの方に活かせないかなと。
いずれまた行くときのための練習もかねて、自宅でやってみたかったんですよね。
ちなみに粘土は以前紹介した彫塑粘土を使っています。感触が陶土にかなり近いので。折れると成形できなくなるのも一緒なので練習にはちょうどいいです。
キャスターを土台にくっつけただけの実に簡単な作りですが、それだけにキャスター選びがかなり重要。
- 回転がスムーズであること
- 軸ぶれが少ないこと
- 車輪の側面が平滑であること
- 右と左のキャスターが別々に回転すること
- 車輪に適度な重みがあって回転が長く続くこと
こんな感じの条件で選びました。
というかまあ売り場でいろいろ回してみて、ろくろに似た感触のものを選んだだけですけどね。昨日ジョイフル本田でキャスターを片っ端から回している不審なBBAを見かけた人がいたら、たぶんそれは私です。
条件の上3つは誰でもわかると思いますが、下2つについて補足しておきます。
右と左の車輪が別に回るというのは、片方をテーブルに密着させてキャスター自体の横回転を殺すためです。両方の車輪が連動しているタイプだと、上の車輪が回らなくなってしまいます。
横回転がないキャスターなら宙に浮かせて取付すればいいのでこの条件は不要ですが、横回転なしのキャスターでろくろとして使える形状のものはまずないと思います。
適度な重みや回転が長く続くというのは、粘土の摩擦にある程度抵抗できる回転力が必要なためです。
ちょっと触れるとピタッと回転が止まってしまうような軽いキャスターでは、ずっと手で回し続けなくてはなりません。使えなくはないけど、だいぶ面倒だと思う。
車輪にある程度重みがあれば、多少の摩擦があっても回転が比較的長く続きますし、スピードの緩急が付きにくいので、成形にむらが出にくいと考えられます。
「適度な」重みと書きましたが、たぶん重ければ重いほどいいはず。
とりあえずホームセンターで見かけた中ではこの商品がちょうどいい感じだったので紹介しておきます。
気になる方はぜひ作ってみてください。