卓上の模様替えをしていたのでちょっと間が空いてしまいましたが、いよいよドールアイ作成の肝とも言える、虹彩部分を作成していきます。
用意するものはUV-LEDレジンと着色料、封入素材色々。道具はUVライトとシリコンブラシ、調色パレットなど。
キラキラ素材は100均で適当に見繕ったものです。
▼Miaのアトリエ様のこちらの動画を参考にしています。
まずは虹彩の色を決め、レジンを調色します。今回はブルーグリーンとバイオレットで。
石膏のベースに、浅めに色を流し込みます。窪み全体に塗り広げ、硬化させます。
瞳孔の穴の部分に濃い目に色がつきます。元々はここに黒い粘土を詰めてからレジンを流そうと思っていたのですが、瞳孔は動画を参考に丸いストーンを封入することにしたので、そのまま流しています。
手持ちのパールパウダーとシルバーのメタリックパウダーを混ぜたものを筆で塗ります。
レジンを薄く塗って、瞳孔用のストーンと、キラキラした素材を並べて硬化させます。写真はシルバーのクラッシュガラスとブリオンを入れてみたものです。
カラーレジンをぷっくりと流し込んで、曲面を合わせて硬化します。
全体を透明レジンでコーティングしたら完成。
あっさりとした説明になってしまいましたが、手順としてはこんな感じです。
ブルーグリーンとパールパウダー。ふわりと優しく光を宿した感じになります。
ブルーグリーンとメタリックパウダー。パールパウダーに比べ、局地的に光を集める感じ。
上記のバイオレットとクラッシュガラス。ガラス片が大きいので、さらに砕いた方が使いやすいかも知れません。瞳の直径が5.5mmなので、封入できるものには限りがあります。
バイオレットとブリオンのみ。こちらは1回目のレジンの後は全て透明レジンで仕上げたので紫が薄いですね。そのせいかブリオンの存在がちょっと悪目立ちしています。
グリーンの方もシンプルで可愛いですが、この中では3つ目が結構お気に入り。ちょっとだけ個性的な感じになりました。少女漫画のキラキラした瞳のよう。
キラキラ素材を封入する場合は、ベースを濃い色にした方がいいのかな。
作業の中で気づいたことがあるのでメモしておきます。それは石膏にレジンが染み込むことを考慮する必要があるということ。
こちらは1個目に作ったもので、塗り広げる作業に時間をかけすぎたのと、2個目と同時に硬化しようとして少し時間を置いてしまったので、虹彩の縁が少し滲んだようになっています。
まあ人間の瞳も周囲が若干ぼかした風になっているので、これはこれで味と言えるかもしれません。
こちらは虹彩の中に色ムラができています。型の虹彩部分が若干ガタついていることもあるのですが、レジンが石膏に染み込むと色が濃くなるので、塗り広げる際に時間差ができるとその部分がムラになるようです。
白目の部分も同様に、色ムラが出ることがあります。アイホールに嵌めて普通の距離で見ている分にはほとんど気になりませんが、注意が必要です。
色々改善点はありますが、初めてにしては上出来ではないでしょうか。一応使える感じにはなったので、これを使って仕上げていきます。
このままひっつき虫で固定して閉じてもOKですが、次の課題の目線を動かせる仕様にとりかかりたいと思います。