前々から気になっていたプラモを購入。
イラストレーター横山宏氏の雑誌企画から誕生したマシーネンクリーガーというシリーズで、鳥山明と士郎正宗のテイストの中間みたいな、ガチャガチャ音が聞こえてきそうな雰囲気の造形に一目惚れしたものです。
1/20キットも売ってますが、今回はハセガワの1/35キットでミニジオラマ仕立てにしてみようと思います。
戦闘に負けて廃墟の片隅で座ったまま事切れてしまったパワードスーツの兵士を、生命感あふれる植物が覆っているような感じにしたい。
好きなんですよねぇ、夏草に埋もれた錆びた重機とか、雨ざらしの廃墟とか、苔むしたロボットとか。文明が自然に埋もれていく諸行無常感が大好物なので。
※設定上は宇宙用スーツらしいので市街地で植物に埋もれてるのも変な話なんですが、今回は大目に見てください。どうしてもこの形状で錆塗装&植物ジオラマがやりたいのです…
とりあえず素組みして座らせてみます。
可動キットではないので、足は引っこ抜いてひっつき虫で仮止めしてます。
壁とか木に寄りかからせてるイメージ。
後ろ姿も可愛いんだよなあ。
空を仰いで、何かに満足して逝った感じかな?
アルマゲドンだかスペースカウボーイだかのラストシーンがこんな感じだった気がする。
もう1体作れるのでそっちは宇宙背景でこんな感じにしてもいいかな。2つともパイロットがお亡くなりになってるのはどうかと思うけど…
せっかくなのでもうちょっと表情をつけたい。
バックストーリーも欲しいので逆に悲壮感を出してみようかな。
とりあえず足が左右対称すぎるので左をぶった切ってだらんと投げ出した感じに伸ばしてみる。
傷ついて死ぬ時はやっぱ身体が丸くなるかな、とか想像したり。俯き加減で横に寄りかからせる感じ、好き。
建物の前の階段みたいなところに座らせよう。
多分どっか被弾して武装解除できなくなっちゃったのかな。それか怪我的にもう手当も無意味な感じとか。
横に寄りかからせると背中の造形も見せられていいね。まあ誤魔化せる箇所が大幅に減るわけだが。哀愁があっていい。
左右の傾きができるのでそれが動きになって絵としてのバランスがよくなったかな。
足は一旦薄いプラ板で繋いで、ポーズをある程度調節できるようにしてます。
最終的なポーズ決定に向けてパテを盛りつつ、手にも何か表情つけたいな、と考えてちょっと内側に巻き込む形に修正。
いいアイディアが浮かんだので形にしてみようと思う。
いろんな角度からバランスチェック。
足も角度を固定するためにプラ板を接着し、パテを盛る。
筋彫りしながら尻をどうするか思案。
設定無視して結構無茶な姿勢取らせてるので、資料がない。立ったままコックピット開けてるところを見るに、多分ほんとは可動域的に腰掛けたりはできないんじゃないかな、と。
とはいえ歩行する以上は股関節もある程度の可動域はあってもいいだろう、とか。
色々考えて、結局ビキニパンツ型の腰パーツを作って、関節部は膝同様に布?で覆うことにした。安直なんだけど、どうせスカートで殆ど隠れるしね。
尻にパテを盛って、
切削してサフと塗装まで一気に。
ちなみに下地はこれ。特に理由はない。
ベースカラーを吹いて仮組。
うん、今のところイメージ通り。
今回はここまで。
次回は背景を作っていきます。