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気ままレシピとシンプルライフ。

お手製ハンディワイパーでトイレ掃除がだいぶ手軽になった

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突然ですが、こんなもんを作ってみました。

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ブラシヘッドにクイックルワイパーの床掃除シートを巻きつけて使います。

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床の隅っこも、

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巾木の上も、

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便器の付け根も、

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便器の裏の複雑な形状も、

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この通りじゃ。ふははは。ざまあみろい。

 

ここしばらく、トイレ掃除をルーティン化すべく色々頭を悩ませていたのですが、いちばんの障害がトイレ奥の埃でした。

トイレって意外と埃が溜まって、下手に放置すると湿気を吸って固まりこびりついちゃうんですよね。

写真を見てもらうと分かるのですが、うちのトイレは掃除が非常に面倒な形状をしてまして。

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左奥。

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右奥。 

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便器自体も掃除しにくい複雑な形状をしています。

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嵩張るウォシュレットスイッチの奥に、入り組んだパイプや配線。

こんなところにも、埃は容赦なく積もっていきます。

 

この難所の攻略法は「塞いで埃が積もらないようにする」「埃が湿気で固まる前にまめに掃除する」のいずれかになるんですが、塞ぐのはどう足掻いても無理、という結論になりました。

固くて形を変えられない配管と複雑な便器の形状とが入り組んでいて、埃が入らないレベルできっちり塞ぐのは不可能でした。

結局まめに掃除するしかないので、どうしたものかと頭を悩ませていたわけです。

クイックルのハンディモップでも試してみたのですが、埃を掻き取るだけのパワーはなく、細い溝状の部分にはさすがに入らないのでどうしてもそれだけでは不十分で、いっそのこと道具を自作しようとなった次第です。

材料

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  • オーエのトイレブラシ
  • 9mm径のアルミパイプ
  • セリアのコードクリップ
  • 家にあったネジ

道具

  • ノコギリ
  • 電動ドリル
  • ドリルビット
  • パイプカッター
  • ドライバー
  • ペンチ

作り方

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    まずはノコギリを使い、トイレブラシの柄を少し残してカットします。
    残した柄にはネジを2本刺すので、ネジの太さによりますが4cmもあれば十分だと思います。
    ※裏側の溝の端の丸みは避けて測ります。
  2. ブラシ側にパイプをはめ込み、下に端材などを置いてドリルでネジの下穴を開けます。
    大きさはネジの径より1mmくらい小さく。位置は下の写真のように軸をずらして2箇所。向きは両サイドから。
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    ネジで固定するとこんな感じ。これで力をかけてもぐらつくことはありません。
  4. 実際に使う場所でテストしてパイプの長さを決め、パイプカッターでカットしたら、ブラシと同様に持ち手をセットします。
    持ち手とヘッドの向きを合わせるのを忘れずに。目見当で大丈夫です。
    ちなみに今回は50cmくらいでカットし、全長65cmくらいの仕上がりです。
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    ペンチでブラシの毛を抜いてヘッドを細くします。
    ガッチリ固定してあるので、闇雲に引っ張っても抜けません。毛束の根もとを挟み、てこの原理を使うと割と簡単に抜けます。
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    両サイドを1列ずつ、先端の1束だけ残して引っこ抜きました。先端を残したのは、隅を掃除するときの力を損なわないようにですが、この辺はお好みでいいと思います。
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    スリムになりました。これで完成。

 

今回一番苦労したのが、改造に適したブラシを探すことでした。

入り組んだ場所に使うのでヘッドは小さめで、毛足は細かったり深かったりする隙間にも入り込める長さがあり、埃を掻き出せるだけのコシが必要で、でも硬ければ良いってもんでもない。

隙間だけでなく床も掃除したいのでブラシヘッドに平面部分があった方がいいし、先端は床の角の汚れを掻き出せなくてはならない。

そんなわがままな条件を満たすブラシが存在するのかもわからないまま、トイレブラシやお風呂掃除ブラシ、洗車ブラシにキッチンブラシ、果ては塗装用の刷毛類、ボディブラシなどを色々漁り、たどり着いたのがこのオーエのトイレブラシでした。

 

これは裏にパイプをはめられる形状の溝があり、毛の長さも硬さも密度もちょうどいいよく、今回の加工に持ってこい。

元々の柄もトイレブラシとしては若干長めなのでそのままでも使えなくはないですが、細めのアルミパイプで延長することで、入り組んだところでも取り回しやすくなり、便座に腰掛けたままトイレ奥の掃除が可能になります。

値段もケースなしなら300円程度とかなり安価なので気軽に改造できますし、割とどこでも売っているようなので、壊れて替えが必要になっても安心です。

 

シートの巻き方はまだ試行錯誤中ですが、広げたシートで先端を包むようにすると、先端の形状を有効に使えます。

巻いたシートを固定するのにセリアのコードクリップを使っていますが、太さ的には少し大きめなダイソーのクリップの方が良さそう。

シートがずれなければいいので、極端な話、輪ゴムなどでも問題はないかと思います。

 

とまあそんな感じで、これでだいぶトイレ掃除のハードルが下がったよ、という話でした。

アルミパイプのカットはホームセンターでもやってくれますし、ドリルさえあればそれほど難しくはないので、同じように悩んでる方がいたら、ぜひ試してみてください。