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ミニチュア制作記録。たまに大きいものも。

【ミニチュア】巻き角の作り方で試行錯誤。MHW・オトモのはげましの楽器

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有能すぎて狩猟笛を殺しにかかってると噂のオトモ道具、はげましの楽器。

角笛のようですが、ボディとなる巻き角をどう作ろうかあれこれ試行錯誤して、コイル状の針金を芯にする方法にたどり着きました。

 

前回はこちら。

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写真撮り忘れましたが、まずはフローラルワイヤーを円錐形の芯棒に巻きつけて先が細くなるコイルを作ります。今回はワイヤーを3本繋いで作りました。

できたコイルの中に別のワイヤーを1本通して、細い方の先端に接着します。コイルの先端のワイヤーを少し残しておいて、芯ワイヤーと合わせてねじると接着しやすいかも。

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実寸大の下絵に沿って芯ワイヤーを巻き、コイルの形が決まったら、コイルの太い方の端も芯に接着します。

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巻きの内側=芯ワイヤーに接している部分に接着剤を塗り、ワイヤーを固定します。巻きの外側はワイヤーを固定していないので若干変形しますが、この大きさなら大して問題はありません。心配なら巻きの外側にも芯を通して接着するといいでしょう。

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ライトモデリングペーストで隙間を埋めていきます。ワイヤーの凹凸が残るように。

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後で調べたところ、コスプレ界隈では既存の方法のようです。ペーストではなく紙を貼ったりするみたいですね。

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試行錯誤の履歴。

最初にワイヤーコイルを思いついて巻いてみた際、柔らかすぎて無理かな?と思い断念したのが左上。

上段中央は石粉粘土で作ろうとしたもの。きちんと筒状にするのは難しいため序盤で却下。

左下はメラミンスポンジにワイヤーを通したもの。これを芯に紙を貼るとかペーストを塗りつけるかしようと思ったけど挫折。(これはサイズの調整がしやすかったので、これで実寸を割り出し、コイルを作るときのガイドに使いました。)

下段中央は紙を細いテープ状に切ったものをずらしながら巻いてみたもの。雰囲気は出るんだけど、形を忠実に再現するのは無理だった。カーブを付けようとすると断面が紡錘形になってしまう。何か別のものに使えそうな方法。

右上は硬めのスチールワイヤー。太すぎて先端が上手くいかず却下。

 

結局のところ、「きつめのカーブを描く円錐形の筒」を自在に作ろうと思ったら、やはりワイヤーコイルがいちばん理にかなっていると判断したので、先端の細さを再現できる太さのワイヤーを使い、その柔らかさは芯で補強するという方法になりました。

結果上手くいったので、最初のアプローチで間違ってはいなかったようです。

あとは机上論の段階ですが、3Dペンのように先端部分からペーストを塗り固めながら一周ずつ盛り付けていく方法とか、紙でサイズを変えた輪っかを作り、重ねながら接着する方法とか、カーブした蛇腹に折った紙を円錐形に巻く方法とかも考えてました。

今後何かで使うこともあるかもしれないので一応記録しておきます。

 

あとは一旦サーフェイサーを拭いて凹凸がどれくらい残ってるか確認して、必要なら盛り付け。

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そして問題は縁についた「毛」だ…

何だろうね、これ。

 

こちらへ続く。

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