先日、既製品のカラーボックスを使ってキッチンカウンターを自作しました。
天板にニスを塗る工程で、良いやり方を発見したのでメモ。
ビフォー
こんな感じの液ダレ跡。刷毛跡の凹凸も光を当てると目立ちます。
400番の紙やすりを端材に巻き付け、木目に沿って平らに削ります。3~4回重ね塗りした後なので、表面を削ってもまだニスの層は残っています。
ニスが剥がれていないか確認するには、霧吹きで水をかけてみると良いそうです。下の記事に詳しく書いてありますので参考に。
仕上げ塗りはストッキングの切れ端で。シワができないよう丁寧に畳んだストッキングにニスをしみ込ませ、撫でるように塗ります。
コツとしては、4回くらい折り畳んで厚みを出し、ストッキングの弾力だけで塗っていくこと。指の圧力が板に直にかからないように。顔を泡で洗うのと同じ感じ?
そうすることで、均一で平滑な仕上がりになります。
アフター
どうですか?刷毛跡も液ダレ跡も綺麗に消えて、きれいなつや消しの仕上がりになりました。気になるところ周辺の一部分だけを塗り直しましたが、周囲との継ぎ目もなく、乾いてしまえばどこを手直ししたか分からない状態です。
もういっちょ。
ビフォー
削って
アフター
いかがでしょうか。
こういう大物の塗装って、素人にはすごく敷居が高く感じて手を出しにくいものですが、この方法なら塗装後に部分的な修正が可能です。失敗してもリカバリできると思うとだいぶ気が楽になりますよね。(ただ、つやあり仕上げの場合は同じ方法でできるか分からないです。悪しからず。)
ストッキングなら刷毛跡も残らないし、抜け毛もないし、畳むときにシワができないように気をつけるくらいで、特別な技術はまったく必要ありません。
仕上げ塗りに限らず、最初からストッキングで塗っても良かったんじゃないかという気がしています。
他にも木工の予定はあるので、その時にはストッキングで全塗装を試してみようかな。やってみたらまたレポートします。