最初に言っておくと私のデニムの話ではない。旦那のだ。
まあデニムと言ってもかなり薄手のものなので、別に旦那が太り過ぎているというわけでもないです。ポケットに財布入れたまま座ったりしてるうちに傷んできちゃったみたい。
旦那は身長がめっちゃ高いんだけど、身長との比率で見てもかなり腰ががっちりしていて、いつもボトムスのサイズ選びに困ってる。腰で合わせると足がだぼだぼ、足に合わせると腰が入らないというやつね。
それに加えて丈が足りないケースが多々あるらしく、短足な私としてはうっすら殺意を覚えたり覚えなかったりするんだけど、とにかくそんなボトムス難民の旦那がようやく見つけた貴重なジャストフィットデニムがピンチだったので、頑張って直してみた。
お直し前
お尻の真ん中と左右の尻ポケットの付け根に負担がかかって、生地が裂けそう。光に透かすとだいぶギリギリの状態が分かる。
お直し中
とりあえず裂けそうなところを中心に縫い目を解く。ポケットの方はぱっと見構造が分からなかったので、布を切らないよう注意しながら行き当たりばったりで解いたので写真ないです。正直な話、直し終わった今も構造がよく分かっていない。
裂けてるところには接着芯を貼る。
不織布タイプとか伸縮タイプとかあったけど、元の生地に合わせて織物タイプをチョイス。不織布だと破れそうな気がした。
裂けそうな部分と周辺を覆うように圧着。地の目と合わせた方がいいのか、補強なのでむしろずらした方がいいのか悩んだけど結局適当。これ以上伸びないように、引っ張られ方向に糸の向きを合わせる感じで貼ってみた。
最終的に各箇所2枚ずつ重ね貼り。
解いたところは、今回はほぼ手縫いで縫い合わせる。ミシンはポケットの仕上げの閂止め(写真の黒い糸の部分)だけ。糸はデニム用のミシン糸で太さは#30。
仕上がり
ポケットの縁をコの字に解いて、不織布で補強してから縫いなおし。細かい部分だし、重なってるけど縫い合わせないという部分も多いので、ミシンより手縫いが楽だ。縫い目はミシンほどまっすぐにはならないけど、頑丈ならそれでいい。縫い方は半返し縫い。
この閂止めだけはミシンで仕上げる。中心を縦に直線で2~3度縫った後、縫い目の長さを0.4mm、幅は2mmに設定してジグザグ縫い。ちなみに下の写真は元の縫製。
裏はこんな仕上がりです。洗濯にどれくらい耐えられるのかが気になるところ。
参考動画
不織布を貼って修繕する方法はこちらを参考にしました。
動画だと不織布の上から縦糸に合わせた色の糸で縦方向に縫い潰して補強しているけど、私にはやる勇気がなかったので貼っただけ。もっとボロボロびなったら試そうと思う。