今日はですね。
休みだったのでスニーカーを買いに行こうと思ってたんですよ、スニーカーをね。
最近やたら靴下の右のかかとだけ穴が開くなあ、これで2足目だなあと思っていたら仕事用の運動靴がいい加減ボロボロで穴まで開いてるのに気付いちゃって。
んで昨日、同僚の女の子も靴壊れたからってお母さんのニューバランスをこっそり借りて履いて来てて、バレたら死ぬほど怒られちゃうってぼやいてるの聞きながら、あー私も買いに行かないとなあーなんて言ってたんですわ。
序章
いつもより早めの目ざましで起きてね、布団の中でアウトレットのシューズショップの場所とか確認しながらどういう順番で回ろうか考えてね、うきうきしてたんです。
台風来てるとかいう話だったけどまあ晴れてるし、雨女の私にしては珍しいことで。よっしゃよっしゃ、まあ日頃の行いが善いからな、とか調子に乗ってたんです。その節はすみませんでした。
で、その前に美容院の予約も入れてたもんで、そろそろ起きなきゃっつって布団から出て支度してたわけですよ。
休日としてはまあかなりいい感じの滑り出しでね。
歯を磨いてー、顔洗ってー、服着てメイクしてーって考えながら歯を磨いて、口を濯いでたときに、ちょっと咳き込んだんですわ。
ほら、35歳超えるとさ、歯磨きと咳ってだいたいセットじゃん?
んでね?
①ごほ②ごほ…
③ごっ④ほぁあああ!!!!!!!?
……。
この④のタイミングでね、腰がどっかにすっ飛んで行きましてですね。
いや「はあ?」って思うかもしれないけど実際そんな感覚でね?
後で行った整骨院のお兄さんにもおんなじ事言ったら「…うん?」みたいな反応されたよ。悪かったよ分かりにくくて。
んーまあ言うなればダルマ落とし。腰のパーツを誰かがハンマーでスコーン!とやってくれちゃったみたいなね。
えっ?あっ!?
腰どこ行った!?
ってなったんです。まさしく「魔女の一撃」ってやつね。
腰がどっか行っちゃったもんだから当然バランス崩して、とっさに壁に手をついたんだけど、結局立った状態は維持できず。なよっと横座りに崩れ落ちてしまったのですよ。
ほんで、しばし呆然。
悪夢、再来――。
暗雲たちこめる廃墟をバックに稲光がピシャーン!
みたいなホラーなポスターが頭に浮かび、チェーンソーの代わりにダルマ落としの木製ハンマーを持ったジェイソンみたいなのが追ってくるB級ホラー映画の予告編が脳内で流れ出して。
こんなかんじね。
で、間髪入れずにナレーション。
「平穏で楽しいはずの休日。ふとした瞬間から、それは一転し恐怖との戦いに変わるーー」
タイトルコール。
またギックリ腰か。
4年?くらい前の冬に一回やったんですよ。ギックリ腰。
その時に、腰の筋肉が縮んだまま戻らなくなっちゃって痛みが出るんだよって教わって。(私の場合、です。なんか人によって色々みたい。)
腰が固くなりやすいような動きのクセがあるみたいだから気をつけるんだよ〜って言われてたんですよね。寒い時は特に筋肉が縮こまりやすいから、ちょっとでも危ないなと思ったら早めにおいでって。言われてた。うん。
…油断してたね。最近結構重いもの持ったりしてたけど、冬じゃないし気にしてなかったわ。
それにしてもさあ…咳したらギックリ腰!
駄目だよもう間抜けすぎて笑えないって。超真顔だよ。
さてどうする。
旦那は仕事だし、さすがに命に関わるわけじゃないので救急車は呼べないし、行きつけの整骨院は今日は休みだし。
仕方ないから、消防が運営してる救急案内に電話。開いてる病院を紹介してもらおうと思ったら総合病院一件だけ。で、そこに電話してギックリ腰で診てもらえるかきいたら、
「すみません、今日の当直の先生が皮膚科なので…来ていただいても痛み止めと湿布をお出しするぐらいしかできないかと思います…」
ああねえ。
皮膚科かあ…せめて外科ならなあ。
わかりました、じゃあ、と電話を切って、職場に電話と同僚にメール。明日のシフトはまず出勤無理なので、代わりの人員を確保してもらう。任せて休めと言ってくれたので、横になって安静にすることにした。
参ったなあと思いながらネットで見つけた応急処置動画のストレッチ?を試したりしていたら、それまで返事のなかった同僚からメッセージが。
なんと今整骨院行った帰りだというじゃないですか。
どこ!?それ!
消防の救急案内では整骨院は案内してないのかな。とにかくまだやってるよーというので教えてもらい、電話で予約して行って来ました。
イオンモールに入った整骨院で、いつもの整骨院と同じように電気流してもらったら、とりあえず歩けるようになった。
また後日経過を見せてくださいって言われたんだけど、行きつけがあるからとりあえず今日だけで…と言って、保険なしで会計して帰ってきました。
悔しいから帰りにイオンうろついて、古着と靴買って来ちゃったよ。その話はまた別の記事にしますが。
ちなみに試してた応急処置動画はこちら。
しかしまあ、医者行くまでが結構難関だった。
まず起き上がれない。
事件直後はまだ動けて、洗面所から、なんとか立ち上がってよろよろと布団に向かい横になったまではいいんだけど、今度は起き上がれなくなっちゃって。
仰向けから寝返り打ってうつ伏せになって、四つん這いになって、そっから正座して、片膝立てて、立ち上がる。
この手順を見出すまでに30分くらいかかった。途中でやべっ!と思ったらちょっと巻き戻ししたりして。
こないだカメレオンが行ったり戻ったりしながら歩く動画を見たんだけど、まさにあんな感じ。多分顔色もカメレオンよろしく赤くなったり青くなったりしてたと思うよ。
んで、起きたはいいけど今度は服が着られない。ブラジャーとTシャツはまあ問題なく身に着けてたんだけど。
手がね、爪先に届かないのですよ。
しょうがないから、ジーンズは足先突っ込んだら足同士をずりずりこすり合わせるようにして手の届くところまでずり上げて、そこから引っ張りあげて履いて。困ったのは靴下と靴。色々試した結果、うつ伏せで足を曲げると爪先に手が届くことが判明したので、靴下はそれで履いて、靴はスニーカーに無理矢理足をねじ込んでぐりぐり何とか履きました。
一旦まっすぐ立ってしまえばとりあえず痛みなしに動ける程度だったので助かった。
腰が反らないように立って、上半身の重さを地面に垂直にかけてるぶんには大丈夫。
そこでちょっとでも前後左右に重心がずれると腰がビキーッてなって自動的に白目向いちゃうので、例えばバッグとかは胸の中心に押し付けるように持って、上半身と一体化させないと危険。ていうか持てないと思う。
しゃがむときは足を軽く前後に開いて、身体を傾けずにエレベーターのようにまっすぐ下ろす。立ち上がるときはその逆で、片膝立てた状態から足を伸ばす力だけを使って身体をまっすぐ持ち上げる感じ。
椅子から立つときも同様で、腰を座面の縁ギリギリまでずらし、骨盤だけで引っかかっているような状態にして、足を前後に広げてから、足の力だけで立つ。
一番しんどかったのは車から降りるときかな。
車のシートに座ると膝が腰より高い姿勢になっちゃうんだけど、個人的にはこれが一番悪影響だと思う。柔らかいソファとか絶対危険。罠だ、罠。
家に今ある椅子も、みんな膝が高くなっちゃう形とか高さなので、しゃあない布団にうつ伏せになりながらこの文章をしたためています。
寝っ転がりながら、痛みが出ない範囲で身体をゆらゆら揺らして、余計なところまで固まらないようにすこしずつ筋肉をほぐしてます。
タオルで即席コルセット
動く時はコルセットがあれば安心ですが、ない時は薄手のバスタオルを2枚使い、簡易コルセットを巻くといいと思います。
1枚は幅1/3に折ってウエストのくびれた部分に巻き付け、もう1枚は幅半分に折って、下は腰骨、上は肋骨の下の方で巻き、上端と下端をそれぞれジャストサイズに締めて挟みこんで完成。薄手のバスタオルがなければストールでも大丈夫かと。
早く治さないとなあ。