今年、夏向けにゆる系デニムを買い替えました。元々気に入って履いてたものが、骨格診断受けてから改めて見たらゆるすぎじゃね?となりまして。
詳しくはこちらの記事にて。
で、理想通りのゆる系デニムが見つかったはいいんだけど、元のデニムがどうしても捨てられない。ヒッコリーの色味と色落ち具合が本当にお気に入りだった模様。バッグにリメイクしようかなーとか色々考えたんですが、その前に一度本格的にお直しすることに決めました。
バッグに…っていうのは、職場のおしゃれ男子がこんな感じのデニムリメイク風バッグ持ってていいなと思ったのね。
ポケットとか腰回りの感じをそのまま活かしてバッグにってのもなかなかいいんでないのと思ったんですが。
とりあえず今日はリメイクじゃなくてお直しの計画を練る話です。
お直し前。
とにかくウエストがゆるくて、そのせいで丈が余る余る。半端ない裃感が漂います。
ふざけてちょんまげ描いたら思いがけず「著作権大丈夫かな」って感じになったので裃でごまかす。
上のTシャツで隠してますけど、腰履きのショーツがさらに半分見えちゃうくらいのウエストのゆるさ。すなわちヒップトップで辛うじて引っ掛けている状態です。
実際に履くときはさすがにベルトで履き位置上げますけど、あんまりウエスト閉めると今度はお尻が膨らんでもんぺスタイルになってしまう。
腰履きを維持するにしても、まずウエストは詰めざるを得ない模様。
3パターンのお直しをシミュレーションしてみる。
- 腰履きは維持。足の筒のゆるさも残す。
- 腰履きは維持。足はジャストフィットに直す。
- 腰履きはやめて、ウエストで履く。足もジャストサイズに直す。
この3パターンをシミュレーションしてみました。
腰履きは維持。足の筒のゆるさも残す。
今のオーバーサイズ感だけをなくして、ガールフレンド的シルエットに直す感じ。新しく買ったゆる系デニムを参考に寄せて行こうかなと。
悪くないと思う。やっぱこの足周りに余裕がある感じ好きなんだよなあ。
このフィッティングでも丈がこれだけ余る。
まだまだ殿中でござる。
実際に履くときには裾をひと折りしたい感じなので、向かって左の足は下の図のような折り方でフィッティングしているでござるよ。
この折り方だと結構な長さの丈をごまかせる。
まあ丈は一番最後になるので、とりあえず置いときます。
腰履きは維持。足はジャストフィットに直す。
こちらはローライズのストレートデニムに直す感じ。ちょっとずつフィッティングを変えていっぱい撮ってみたけど、どれもいまいちな感じ。シルエット的にはパターン1より正解なはずなのになんでだろう?と思っていたのですが、次のフィッティングでその謎が解けました。
腰履きはやめて、ウエストで履く。足もジャストサイズに直す。
要するに普通履きのストレートデニムへのお直しですな。
ここでさっきの違和感の正体が判明。
ヒッコリーの縞々がシルエットのラインとそぐわないのと、「生地の皺がなくなっているのに皺状に入ってる色落ち」がすごく不自然なんだ。特に腿の付け根に放射状に入った、かなり明るい色落ちのライン。これがこのフィッティングだと脈絡もなく不自然に入った模様にしか見えません。足前面の広い色落ちも、上にずり上がっちゃってて変な感じ。継ぎ当てみたい。膝中心に上下に広がる色落ちの方が自然です。
色落ちが絡むと、極端なお直しは不自然になるんですね。ひとつ勉強になりました。
おまけで舞台裏。
こんな感じで洗濯バサミで仮止めして、ウエストは分厚いので手で押さえながらシルエットを確認しています。実際詰める時は外か内側のサイド切り替えで詰めることになるわけだけど、シルエットを確認しながら「この位置は何センチ詰める」っていう詰め幅を算出するにはこれが手っ取り早い。
下は「ウエスト・ヒップさえ詰めてしまえば、足の筒はそんなに余ってる感がないね」の図。1のガールフレンド的フィッティングを横から見るとこんな感じです。
んー。
これでいんじゃね?
思いつくシルエットは一通り試してみたし、色落ちを活かすためには、ある程度ゆるさが残ってないと駄目ってこともわかったし、ここはパターン1のガールフレンド的シルエットで行きましょう。
最終的にウエスト詰め幅はこのくらいになりそう。
後ろのポケットのファスナーは素人にはちょっと手をつけられない気がするので、サイドと後ろ中心を解いて詰めていくことになるのかな。
サイド前身頃はリベットがあるので殆ど弄れないね。後ろ中心も、左右のヒップポケットがあまり寄り過ぎてしまうと、せっかくのお気に入りバックスタイルが台無しになる可能性大。見ろよアイツ眉毛つながってるぜ的なね。
ウエストとヒップの間に横の切り替えが入ってるので、解く部分がかなり多くなりそうな予感も。しばらくにらめっこしながら、慎重に計画を立てていこうと思います。
いいのさ。
お前ともうちょっと長く過ごせるなら、それくらいの労力は惜しまんよ。
あーでもバッグにリメイクも心惹かれるなあ。迷う。