先日は「(エビが)幻のエビチリ」をこの世に生み出してしまいました。
それは切なかった。安さにつられて貧弱な冷凍むきエビを使ったせいで、本来
エビッ!チリッ!
となるべき食感が、
…え、エビ…チリィーぅおりゃあぁぁ!!
みたいなことになった。
ついでにナスも
ナスゥーィヤッハァー!!
くらいのテンションで空気読まずにパーリィピーポーしてきて、まあカオスなこと。
ソースは確かにエビチリの系譜なんだけど、もうバランスめちゃくちゃな悲しい宴になりました。
で、今日はその悪夢を払拭すべく、さっさとリベンジします。
調理時間
15分
材料
- 冷凍むき海老 100g
- ナス エビと見た目同量くらい
- 長ねぎみじん切り 少々
- 卵 1個
調味料
エビ下処理用
- 酒 小さじ1
- おろし生姜 チューブ2cmくらい
- 片栗粉 小さじ1
ソース用
- ごま油 大さじ1
- おろしニンニク チューブ2cmくらい
- おろし生姜 チューブ2cmくらい
- ★ケチャップ 大さじ1
- ★酒 大さじ1
- ★みりん 小さじ1
- ★砂糖 小さじ1/2
- ★鶏ガラスープ顆粒 小さじ1/2
- ★豆板醤 チューブ8mmくらい
作り方
- 冷凍むきエビを水に浸けて解凍する。
- フライパンにサラダ油を熱し、溶いた卵を一気に入れ、箸で空気を含ませながらさっと熱を通し、完全に火が通る前に卵をお皿に移す。
- 卵を焼いたフライパンにごま油を熱し、長ねぎとおろしニンニクとおろし生姜、豆板醤を入れて弱火にかけ、油に香りが移ったら火を止める。
- 器に★の調味料を合わせてよく混ぜておく。
- エビが溶けたら、背ワタをとり、水気を切り、生姜と酒をよく馴染ませ、片栗粉で衣をつける。
- 2のフライパンを再度熱し、エビを投入。火が通ったら合わせた★の調味料を入れ、煮立てる。衣にした片栗粉でとろみがついたら卵を戻して軽く混ぜて完成。
む。こいつはなかなか。
豆板醤ちょっと減らし過ぎたかな。ソースの味見の時はいい感じだったんだけど、卵で辛みが包みこまれてしまった。卵も少しゆるかったかもね。まあいいや。
今回は意識してねぎをだいぶ焦がし目にしてみたんですけど、香ばしくて美味かった。ねぎもっと入れちゃってもいいな。
味は辛みが足りない以外は決まったし、卵も個人的には大正解なだったし、エビもちゃんとぷりぷりと食べ応えのある感じになって一安心。
…したところで、何か違和感が残る。
そもそもエビチリってこんなんだっけ?
気になって「エビチリ」で画像検索してみたら、その違和感の正体が分かりました。
画像はこちらからお借りしました。
そう。お店で食べるエビチリって、エビがもっと白いよね?
そして視覚からよみがえってきた記憶によれば、もっと繊維ブチブチした食感だった気がするよ。
さらに詳しく調べたら、どうやらむきエビのほとんどは、店に並ぶ前の段階で「保水加工」されているらしく、そのために火を通しても透明感とぷりぷりした食感が保たれるそうな。
下記のサイトが詳しいので参考に。
あー言われてみればエビの表面焦げ始めてもエビ本体は透明のままだった。確かに不思議な話で、そういう秘密があったのね。
恥ずかしい話ですが、今まで食品添加剤とか殆ど意識したことがなくて、日本企業の倫理観?にその辺は任せっきりなんですよね。さすがに適度に食ってる分には深刻な健康被害はないだろうし、万が一被害が出るようなものを世に出せば、その方面に詳しい人たちが声をあげ、正常化してくれるだろうと。
そんなスタンスは多分これからも変わらないでしょう。まあそもそも長い間コンビニ弁当漬けだったので、今更言うても遅かろうて。
ただ、美味いエビチリにありつくためだけに、次回は殻付きエビで三度目の正直を狙おうと思います。