最近忙しいのを理由に色々家事をさぼっていました。今日はそれを取り返すべく、たまった家事をまとめて片付けることに。
題して「家事2時間チャレンジ」でございます。
内容はいたってシンプル。「2時間でどれだけ家事を片付けられるか」。それだけです。
2時間チャレンジにした理由
いつもなら、やらなきゃいけないことを書きだして、それを出来る限り潰していく「ToDoリスト方式」で行くのですが、今回はちょっとアプローチを変えてみました。
その理由をいくつか。
1日を家事に費やしたくないから時間を区切る。
基本連休にならないので、休みの1日をすべて家事に使ってしまうのは嫌。ということで、時間を区切ることにしました。
ToDo方式だと、リストの家事が終わるまで延々と続けないといけません。
いや、適当なところで止めればいいだけの話なんですが、性格上無理というか。「やらなきゃいけないこと」に一度分類してしまうと、義務感に駆られて、終わるまでやめられなくなってしまうきらいがありまして。
最初にやることをリストアップすることでタスクの全容が見えるのはいいことなんですが、あれもこれもと挙げてしまうと、私の場合必要以上に自分を追い込むことになり、しんどいということに気付きました。
なので、今日は予め時間を区切り、その中でできる限りやれば良し、という考え方で行こうと思います。
集中力を維持できる時間の限界。
人間が集中力を維持できる時間の限界は約90分と言われています。15分の短期集中を積み重ね、間にちょっと集中力が落ちるタイミングがあって、維持できるのが90分。6回の波があるわけですね。途中で休憩をいれることも考えて、まあ2時間くらいが頑張れる限界かなと。
「犠牲にした感」のない、短い時間。
そして、睡眠・風呂・食事を除いた1日の活動時間をざっくり12時間とすると、2時間はその1/6と、感覚的には少ない時間。家事に2時間費やしても、ほぼまる半日自由に使える計算です。2時間だけ頑張って、その5倍自由に過ごそう。そう思えば、2時間の家事がすごく軽いものに思えてきます。
家事にゲーム性をもたせて楽しむ
時間を区切ることで、家事にゲーム性が生まれます。「リミットまでにどれだけできるか」の挑戦。
溜まった家事を全部片付けるには2時間じゃ絶対足りません。でも、仕事でもそうですが、予め無理な条件を設定してしまうことで、逆に「無理?いや、やったるぜ!」的なやる気が湧いてきます、私の場合。ほんと面倒な性格ですね。
そして、これはゲームで熱くなれる性格じゃないと当てはまらないかもしれないけど、家事をゲーム化することで、自然と効率のよい方法・段取りを考え実行するようになります。
ええ、効率厨ですともさ。でもオンラインで他人に効率的であることを押しつけることは決してしてないので許してほしい。自力効率厨、あるいはぼっち効率厨とでも呼んでくれ。
効率厨とは (コウリツチュウとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
「出来なかったこと」は数えない。「出来たこと」だけ数える。
ToDo方式だと、終わった後にどうしても「やり残し」が生まれます。
私の場合、別に今日片付けなくてもいいようなことまで欲張ってリストアップしてしまうので、リスト全部を片付けられることはまずありません。
1日が終わってみれば、リストの内、消せたのは半分にも満たない…これでは達成感もへったくれもないわけでして。
「20のうち10しか出来なかった、あと10も残ってる…」と思うよりは、「あといくつ残ってるか知らんけど今日だけで10片付けた!頑張った!」と思う方がいいな、と。
家事に要する時間を把握できる。
今回、タイマーと写真の撮影日時を使って、家事にかかった時間を割り出してみようと思います。
所要時間が分かれば、次回からの段取りに活かせますし、ちょっとした隙間時間も有効に使えます。
また「これは○分で済む作業」と予め分かっていれば、一見面倒な作業に取り掛かる時の心理的なハードルを下げることができます。
いざ、チャレンジ。
前置きが長くなりすぎた。早速始めましょう。
決意の一服を済ませたら(こういうのが余計なんだよな)、タイマーをセットして、よーい、ドン!
21:43 開始
21:45 洗濯開始
家中の洗濯物をかき集めて、スイッチオン。
21:46 洗い物を片付ける
時間のかかる炊飯を先にやっておきたい。そのためにはまず流しを片付けなければならない。洗い物の前に水切り棚の食器なんとかしないと。
21:48 洗い物開始
ようやく洗い物開始。鍋とかフライパンばっかだなおい。
21:57 五徳を掃除
ちょっと汚れが気になっていたので、洗い物のついでに掃除。
22:08 流し周りの掃除完了。
ぴかぴか。
22:14 米を研いで炊飯開始。
冷凍用のご飯炊きます。あ、炊飯器の時間はだいぶ狂っています。
22:16 レンジ掃除開始
目に入ったのでついでに掃除します。
22:22 レンジ掃除完了
受け皿を洗って、中をマイクロファイバークロスでゴシゴシ。
22:23 洗面台掃除開始
鏡を磨いて、棚を外して中に溜まった埃を洗い、洗面台の磨き掃除。
しつこい水垢があるので、クエン酸水をかけてしばし放置することに。
ちょっと前から気になってた風呂椅子の汚れも、重曹水をかけてしばし放置する。
ついでに鏡にもクエン酸水パック。
22:53 洗濯完了。
いつの間にか終わってた。
この時炊飯残り13分。洗濯物を干して、2回目の洗濯を回します。
23:06 炊飯完了。
ほぼぴったり炊き上がりに間に合いました。そのままご飯を冷凍します。
23:24 ご飯冷凍完了。
今日はいつもより1個の量を少なくして2食分水増ししてみるテスト。
23:36 洗面台掃除完了。
クエン酸水で磨いたので水垢もだいぶ落ちました。要らないものも仕舞ってすっきり。
23:51 風呂の椅子掃除完了
重曹水が効いて黒ずみがきれいに落ちました。ツルツル。
この途中でタイムアップでした。
結果発表。
こなした家事と所要時間
- 洗濯(洗濯開始から干し完了まで) 1時間16分
- 食器洗い(前回の片付けも含む) 11分
- 流し周り掃除(五徳含む) 11分
- 電子レンジ内掃除 06分
- 冷凍ご飯ストック(炊飯から冷凍完了まで) 1時間16分
- 洗面台掃除(鏡・棚) 30分
- 洗面台掃除(クエン酸水放置時間) 31分
- 洗面台掃除(洗面台磨き) 12分
- 風呂の椅子掃除(重曹水放置) 41分
- 風呂の椅子掃除(磨き)15分
全体の所要時間
2時間08分
第1回まとめ
時間はちょっとオーバーしましたが、時間の割には結構色々片付けられたなあという印象です。洗濯、洗い物、ご飯ストックなど日常の家事プラス、五徳にレンジに洗面台に風呂の椅子と、イレギュラーな掃除もできたのでかなりの満足感。効率も良かったんじゃないかな。
やってみてひとつ気付いたのは、時間を区切ることで適度に手を抜くことができるということ。レンジ内天井の油汚れのしつこいところとか、洗面台の排水溝周りの落ちなかった頑固な汚れとか、完璧にやろうと思ったら結構時間がかかるところも、普段ならその場であれこれ方法を模索して、全部落ちるまで延々と掃除してしまうのですが、「時間内からとりあえずこの辺でいいや」という妥協がすんなりできる。
普段やらない癖にやりだすと完璧を目指してしまう性分なので、時間制限が「妥協する理由」を与えてくれるのはある意味ありがたい。
やり残したところは次回やればいいし、次回までにどういう段取りで掃除しようか何となく考えておくこともできる。予想外に重い作業になりそうなところはすっぱりあきらめて「仕切り直し」とすることで、全体的な効率は上がるんじゃないかと考えています。