やーさぼったさぼった。色々さぼった。
ブログも掃除も家事もさぼって何やってたかと言うと、「ルパン三世」見てました。
新テレビシリーズ、オープニングがかっこいい!というニュースを見たので放送されてたのは知ってたけど、家にはテレビがないのでリアルタイムで見られず。レンタルも開始されたけど声優陣が交代してたこともあってわざわざ見ようかという気にもならず。
今回たまたまAmazonビデオでプライム会員無料になってたので、ちょっと見てみるかな~と思ったら意外と面白い。気付けばどっぷり漬かってしまっていた。
以下感想。
オープニングとキャラデザ
いやもうかっこいい!の一言。片目3Dの技術もだけど、何より何より次元のこのニヤリがもう、ね。完全に私を殺しにかかってるとしか思えん。このシーンの次元、手つきといい表情といい、何から何まで好み。この脇をあけて手首を返す感じとかね。そして紫のシャツに白のネクタイ、帽子の巻きはグリーンですよ。何これやばい。かっこいい。いつものくたびれた感はどこ行ったの。
ていうか今シリーズのキャラデザすごく好きだなあ。ファッションもだけど、体型とか髪のボリュームとか目の描き方とか、過去作のいいところを全部拾って磨き上げたみたい。今までは古瀬登氏のキャラデザが一番好きだったけど、今回個人的ランキングが更新されたですよ。特に不二子ちゃんは今シリーズのデザインが一番かも。女性キャラが男性陣と並んだ時に浮かないって大切なのね。
五エ門はちょっと童顔で目も大きくなって、だいぶ幼い感じ。見た目はだいぶ原作に寄せてきたなあという印象。お坊っちゃん感が出ててすごくいい。ピンク×グレーの着物もおしゃれ。そして黒襟ね。ここ大事。
作画も好き。柔らかいようなごついような、筆ペンで描いたみたいな線も、古臭さや劇画の雰囲気を残しつつ、すっきり洗練された感じで、鮮やかな色合いと馴染んでて、見ててすごく心地よい。線の強弱があるから,、余計な陰影が要らない=見てて疲れない。色トレス多用の陰影パキパキな作画も嫌いじゃないけど、目が辛いんだよね。
新声優陣に関して。
ルパン、次元以外の声は今回初めて聞いたけど、ほとんど違和感なくてとりあえずほっとした。最初以降は声が変わったことを殆ど意識せずに見られた。キャラデザも全体的に若返ってるから釣り合いが取れてる感じ。
沢城不二子が思いの外馴染んでて驚いた。たまに声が軽いのが気になるけど、若い不二子ちゃんって感じで悪くない。浪川五エ門はセリフ自体少ないけどシリアスな演技に関しては言うことなし。山寺銭形は安定ですね。
ただ、こうなると次元が周りに比べて弱く聞こえてしまうのにちょっと寂しさを感じたり。まあ流石に小林さんのお歳を考えると無理もないことだと思う。なんで次元も一緒に変えなかったんだってな声もあるみたいだけど、個人的には小林次元大好きなのでこうして演じ続けてくれて嬉しいし、一生演じ続けて欲しいと思っている。
ちなみにもし次元交代するなら大塚明夫氏でお願いします。
ストーリーとオリジナルキャラ
ストーリーはオリジナルキャラのレベッカとルパンの結婚に始まり、「イタリアの夢」という言葉を鍵とした大きな流れを軸に、基本一話完結のショートストーリーが展開していく形。寄り道をいっぱい詰め込んだテレビスペシャルという感じで、飽きさせない。旧作からのお約束もあり、キャラそれぞれに焦点を当てた回も用意されていて、ファンサービスもばっちり。
個人的には脱獄回と車でお散歩の回が好き。こういうのはテレビスペシャルではできないもんね。
オリジナルキャラクターもそれぞれに魅力的でした。
全編を通して登場するメインのオリジナルキャラクター・レベッカは、お転婆でわがままで、ルパンを振り回す様は不二子の妹キャラみたいだなーと思ったり。実際不二子と競い合う回もあって、ほんとに姉妹みたいだった。
そんなレベッカにいちいち世話を焼かされる執事のロブも、渋いオジサマっぷりが素敵。武器の扱いにヘリの操縦もできるとか有能過ぎやろ。
途中対立するMI6のニクスさんも、人間離れした特殊能力でルパンたちを追い詰める有能さと家族思いのギャップがいい味出してます。
ラスボス的存在のダヴィンチさんは悪党というわけではないのでちょっと物足りない感はあるけど、SFな設定は好き。個人的にはもうちょっと掘り下げてほしかった気もするかな。
まとめ
作画・キャラデザ・色彩・美術・オープニングの演出、全体的に視覚に訴えてくる作品だったなあ。
第2シリーズを何度も再放送で見ていた世代として、懐かしさと新しさが同居するこの感じ、すごく好きなんだけど、今シリーズで初めてルパンのテレビシリーズを見る世代の人にはどう映るんだろうね。
とりあえずこの再燃したルパン熱を何とかするために旧シリーズを見直そうと思います。