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気ままレシピとシンプルライフ。

毛玉取りのすすめ、ニット編。

家事と呼んでいいか微妙なところだけど、好きな家事の一つに毛玉取りがありまして。
休日の今日は、タンスの整理を兼ねてニット類の毛玉取りに没頭していました。

我が家の毛玉取り機

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TESCOM KD778。

AC電源なので、長時間使用でもパワーが落ちません。これの前は電池式の物を使っていましたが、まとめて毛玉取りをするズボラータの私には持続時間的に不十分だったので、パーツを失くしたのを機にAC電源タイプに買い換えました。コードは約2m。まあ充分。

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毛足の長さに合わせて調節するスペーサー、風合いガード。ひねって目盛を合わせると、ガードの高さが変わります。

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カッター部分。刃の届く範囲は直径43mm。

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ハイゲージニットや靴下などはガードを外して使う。

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分解後。お手入れ用の小さいブラシが付いてきますが、正直あまり使えない。ピンセットとハンドワイパーで掃除してます。エアダスターがあれば完璧だけど、そこまでしなくても平気。
毛玉がたまると無駄にジョリジョリ音がするようになるので、そうなったら一旦綺麗にします。

前のは多分これ。ちょこちょこまめに毛玉取りをするなら、持ち運び自由な電池式も悪くないです。上の写真には載ってないですが、ちゃんと風合いガードもついてます。

今日のターゲットはこちら。

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ユニクロのローゲージカーディガン?コート?夜中はまだ寒いので、この時期でも活躍中。毛玉の状況はというと、こんな感じ。

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黒いので普段はここまで目立ちませんが、手触りが気になってきたので、しっかり取っていきます。

ポイントはこの3点。

  • 全体を見渡し、一番目立つ毛玉から取る
  • 「玉」になってない毛も要注意
  • 首方向から光を当てて確認
全体を見渡し、一番目立つ毛玉から取る

靴下などの小物とは違い、ニット類はとにかく面積が広いです。ゆったりした作りのものはなおのこと。これを隅から隅まで綺麗にしようと思うと日が暮れてしまうので、「毛玉度のMAXを徐々に下げる」方式で行きます。

すなわち、ぱっと全体を見て、一番目立つ毛玉から取っていく作戦。大きい毛玉、密集した毛玉、とにかく全体で一番気になるところから。そこが終わったら、また全体を見て、次に目立つところに移動します。

このやり方なら、どこでやめてもOK。とりあえず始める前よりは「全体的に毛玉度が下がった状態」になります。隅から隅までやろうと思って右半身から始めたはいいけど、半身で時間がなくなって、右だけ綺麗なニットになっちゃって、これじゃ明日着れないじゃない!なんてことがなくなります。次に毛玉を取る時も、その時の状態で一番目立つところから取りはじめればいいのです。
布団カバーなどの大物の毛玉を取る時も、このやり方が「綺麗になった感」が得られやすいのでおすすめ。

アウターの毛羽を巻き込んだ、色つき毛玉もあったりします。

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特に淡い色のニットは目立ちやすいので、それを優先的に取っていきます。

「玉」になってない毛も要注意

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脇の下部分。毛玉取り前です。一見毛玉はないので綺麗に見えますが、全体的に毛羽立っていて、網目がぼやけている状態です。

この全体的な毛羽立ちは、放置すると「玉」ではなく「面」状に絡み合ってしまい、フェルトの膜のようになってしまいます。そうなると毛玉取り機で取るのは大変になってしまうので、まだ毛羽のうちに処理しておきましょう。

やり方は次の通り。

  1. 網目の方向(写真では左右の向き)に沿って小刻みに動かしていく。毛羽を起こすような感覚で、3cm幅くらいに小刻みに。力が入って押しつけすぎないように注意。
  2. 網目の向きが一通り終わったら、網目の広げるように引っ張りながら、網目に垂直方向に小刻みに動かしていく。写真で言うと上下方向に引っ張って、網目と網目の隙間を広げ、隙間の毛羽を起こしながら切っていく感じです。

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毛玉取り後はこちら。

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毛玉取り前と比較すると網目がくっきりしているのがわかると思います。

首方向から光を当てて確認

こちらのニットにご注目。

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平置きだと一見綺麗に見えますが…

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吊るしてみるとケバッケバです。「アフターとビフォー」じゃなく、どちらも毛玉未処理の状態で連続して撮った写真です。

平置きだと毛玉の下にも光が均等に当たるので、気づきにくくなります。着ているときは主に上から光が当たるので、毛玉の陰ができ、目立ちます。
一生懸命毛玉を取ったつもりなのに、着てみるとまだ毛玉だらけ!なんてことにならないよう、ニットの首の方向から光を当てて確認しましょう。

平置きで確認しながら毛玉を取るなら、部屋を暗くして首の方からライトスタンドや懐中電灯を当てながら作業するといいですが、その様子を傍から見ると不気味なので、家族のいない隙を見計らってやりましょう。

とりあえず、ニット編はここまで。
冬物をしまう前に、いったん綺麗にしておく。