前々から気になっていた、骨格診断とパーソナルカラー診断を受けてきました。
自分で本を読んで診断してもいまいち決め手に欠ける感じだったので、地元のアナリストY先生にお願いして、プロの目で診断してもらいました。
ちなみに、自己診断しようと買った本はこちら。
診断材料が各タイプ1ページのピンクと寒色(ブルーorグリーン)のサンプルのみのため、自己診断はこの本では難しかったのですが(私の場合)、タイプ別の解説はそこそこ詳しく書いてあって、診断のための前知識としてはいい本だと思います。
結果は、サマー×ストレート(若干ナチュラルMIX)
自分では、カラーはウィンターかな?と思っていたので、ちょっと意外。でもブルーベースと言うのは分かっていたようです。
Y先生によれば、髪が真っ黒ではなく、瞳も茶色いので、ウィンターカラーには負けてしまうのだそうな。ウィンターカラーを一段薄くしたようなサマーカラーなら、よく馴染むし顔映りもいいと。人からきつく見られることが多かったのですが、それはウィンターカラーを好んで着ていたせいかも、とか。
骨格は、本を読んで最初の印象はストレートだったのですが、かっちりしたスーツとかがよく似合うかというとそうでもないし、似合うと思ってよく着る服はナチュラル寄りだし、胸とかは薄い気がしてウェーブの要素もあるのかな?とかこまごま考えていくと、もうわけわからん状態。
それを伝えて診断してもらったら、やっぱり先生もちょっと悩んでました。
でも、ベースは確かにストレートで間違いないと。ただ、かっちり感は出し過ぎず、ちょっとナチュラルっぽいところも作ってみるといい、とのことでした。
自分に似合う服が自分で選べるようになるためのレッスン
ストレートさんの場合、丈は基本的に腰骨が隠れるくらいの位置が腰の張りを目立たせないのでベストなんですよ、と鏡を見ながらその日着ていた服の裾を折ってみせてくれたり。サイズ感も、身体のラインを強調しないよう、ぴったりし過ぎずゆる過ぎずのこのくらいがいいですね、と背中をつまんでフィット感を見せてくれたり。
本にも確かに「ジャストサイズを選ぶ」と書かれていたのですが、正直「ジャストサイズってどの辺よ?」という疑問があるわけです。個人診断なら、自分の身体で実演してもらえるわけですから。
アクセサリーも、どのくらいの長さが一番バランスよく見えるのか、後ろで長さを調節してもらいながら鏡で確認。ボリューム感も、どこまでがセーフなのか、いろいろつけ変えて見せてもらいました。
あとは、先生にチェックしてもらいながら、似合う色と、似合う形や素材のコラージュを作ったり、ドレープの布を使ってベースの服とアクセサリーのコーディネートの練習をしたりと、「自分で選べるようになる」ためのフォローもきちんとしてくれました。
忘れないうちに実践してモノにしないともったいない
診断後に近くのモールへ行って色々試着してみたら、先生の言ってたことがするすると自分の中に入ってくるのが分かりました。重心の置き方(ストレートはみぞおち辺り)とか、それを作るためにシャツのボタンはあけて襟を立てるとか、アクセで縦のラインを出すとか。
シャツも好きで着ていたのに、いまいちしっくりこなくて、それは襟が大きく目立ち過ぎるからだと教わり、その通りに襟のコンパクトなものを試着したらかなりイケてる感じになったり。
ニットもいつも選び方が分からず適当に買って、なんとなく違和感を感じないものだけ生き残るような感じだったのが、サイズ感や素材・丈など選び方を細かく教わってその通りにしたら、ヘビロテできそうなお気に入りが簡単に見つかったり。
新しい知識をしっかり浸透させるには、記憶が鮮明なうちに実践してみるのが一番です。
「似合う」が分かると「ここが似合ってない」も分かる
とにかくその日は、これかな?と思って試着したものの「似合う率」と「似合う度」が過去最高に高かった。
着てみて似合わないだろうな、というものは、着る前に分かるようになりました。
これはここがこうだからちょっと違うだろうな…と思って着てみれば、やっぱりそこがダメ。
逆に、今まで着たことなかったようなタイプや色の服も、ポイント押さえてるな、と思ったものは、着てみたらきちんと似合うんです。
で、たとえばシャツを試着した時に、だいたいOKなんだけどなんかしっくりこない。その違和感の正体が「ポケットの位置が下過ぎることだ!」って自分で気づく。じゃあ、とポケットを隠してみたら、ほぼパーフェクト。ポケットの位置が見た目の重心を下げてしまっているから、レッスンで見せてもらった「似合う感じ」にならないんだな、というのが分かるんですね。
今まで漠然と手当たり次第に試着していた時とは大違いです。
カラー診断は特に繊細。正しいセッティングのプロに任せるのが一番
診断を受けてみて一番衝撃だったのは、色の似合う・似合わないを自分の目ではっきり確認できたこと。
明るい自然光が差し込むスタジオで、鏡の前でドレープを合わせながら色を見ていくのですが、ブルーベースとイエローベースで、はっきりと顔映りが違うのがわかりました。
そこから軽めのカラーがいいのか、強めのカラーがいいのかを判断して、カラーのシーズンが決まります。さらに、自分のシーズンの中でもどの程度の濃さまでが合うのかを見て、ベストカラーが決まります。
結構繊細な違いなので、いい加減な照明や、小さな紙のサンプルとかでは、素人には簡単には判断できないわけですね…。
ちなみに私のベストカラーはサマーの中でも明るめ寄りで、スカイブルー、クリアブルー、パステルレモン、ライラックなど。プラス、ウォーターメロン(今使ってるモンベルのボトルみたいな、はっきりとした明るい青味の赤)やラズベリー(紫よりで少し白を混ぜたような青味のピンク色)、ブルーグリーン(くっきりと明るい青味の緑)。紫陽花のカラーなら間違いないですよ、と言われ、紫陽花が好きな私はちょっと嬉しかったり。
ベースカラーは、ネイビー(黄味のないもの)、グレー(青味のもの)、ココアブラウン(キャメルやコーヒーブラウンのような黄味を感じるものではなく、ピンク寄りのブラウン)でした。
スカイブルーとココアブラウンはドレープを合わせたときにすごく新鮮で気に入ったので、スカイブルーはストールを、ココアブラウンはニットを探して買ってきました。
買ったことない色もいっぱいあるので、小物とかで合わせていけたらいいなと思っています。
似合う・似合わないのような感覚的なものが、ロジックとしてはっきり提示されるととてもわかりやすく、そして買いものでもものすごく選びやすくなります。
服やメイクでお悩みがある人は、一度プロにきちんと診断してもらうのがおすすめ。
だいたいどこでもカラーと骨格各1万円前後で結構なお値段に感じますが、買っただけでタンスの肥やしになっていく服のことを考えたら、高くはないと思います。