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ミニチュア制作記録。たまに大きいものも。

脳内マツコ・デラックス氏に叱って貰う、代弁してもらう。オネエ言葉の効能について考える

最近お片付けやら掃除系の記事を書いていませんでしたが、ここ数日はHDDのデータ整理に費やしておりました。というか現在進行形です。

ここ2か月ほどで普段目につくところがあらかた片付いたので、家の中の整理と掃除が停滞しがち。

 そんなときには、自分をオネエ言葉で叱ってみます。
「ちょっとアンタ!ここ片付けるってこないだビフォー写真撮ってたじゃないの。いつまでほったらかしにしとくつもり?」
「あらヤダ、パンツが洗濯かごからはみ出してるわよ!だらしないわねぇ~」
「ちょっとホラ!床に縮れ毛が落ちてるわよ!のんきにお尻拭いてないで今すぐなんとかなさいよ、まったく」
…的な感じで。

なんだそりゃ、と思うかもしれませんが、これが意外と効くんです、私には。
動き出してからはすぐやる気モードに入るけど、動き出すのに時間がかかる、お尻根っこ星人の私が、オネエ言葉の一喝で「はいっ、スミマセン!!」と動き出せる。

自分の言葉で「あーアレやってない、やらなくちゃ…」と考えていると、どうしても気が重くなったり自己嫌悪に走ったりしがちなんですが、オネエ言葉で自分の尻を叩いてやれば一発です。
何なんでしょうね、これ。

オネエ言葉には、個人的には他にも効能がありまして。
これはかつての同僚が教えてくれた方法で、だまされたと思ってやってみ?と勧められてからずっと実践しているのですが、仕事でイラッとしたり、理不尽なクレームなど頭にくることがあったりした時に、オネエ言葉で吐き出してみると、不思議なくらい後をひかずにスッキリします。

「ふっざけんじゃないわよ!次また同じことしたら(髭剃り痕で)ジョリジョリしてやるから(ここからドスを利かせて)覚悟しやがれ!
…的なね。

 あとは、その日失敗したこととか、寝る前に思い出して「あ゛~!!!」ってなることありますよね。そんな時も、オネエ言葉で自分を慰めてやります。
「そんなことアンタ、今更言ってもしょうがないじゃないの。次気をつけるしかないでしょ?」
「みんなね、アンタの失敗をいつまでも責め立てるほどヒマじゃないのよ。もうそれはひとまず置いといてもう寝ないと、アンタお肌に悪いわよ」
…的にね。

たま~に一回では効かないこともありますが、思い出したときにオネエ言葉で愚痴ったり文句言ったりしてると、いつの間にかどうでもよくなっていて、本当に不思議。

これも自分ひとりで思い悩むと、どんどん悪い方へ考えて必要以上に落ち込みがちですよね。脳内に他人を置くことで「客観的な目線を保つ」ってことはもちろんあると思うのですが、なんでオネエがいいのか謎です。

キャラが濃いから「他人の言葉」としてイメージしやすいのかな?語り口も特徴があるから印象に残るし?

あとは、勝手なイメージなので不快に思う方がいたら申し訳ないのですが、こういうことかな?って思うことがあって。まだまだ偏見の多いこの国で、セクシャルマイノリティに属する人たちって、普通の人より苦労する部分って多いと思うんですよね。友人に同性愛者の女性がいて、実際色々苦労しているのも見ていますし。メディアでよく見る「オネエキャラ」は「その苦労を超えて多くの人々に受け入れられている人」の代表的イメージで、その言葉が、ジェンダーに関しない部分でもなんか含蓄があるように感じてしまう。(悪いイメージでなくてもそんな風に区別されるの自体、当事者の人たちが本当に目指したいところではないと思うんですけど。)とにかくまあそういうことなのかなあと。なんとなくそんな風に思っています。

ちなみに、頭の中ではマツコ・デラックス氏を想像しながらやっています。あとはクレヨンしんちゃんの「暗黒タマタマ大追跡」に出てくる「珠由良(たまゆら)ブラザーズ」(作中では「オカマ」と表現されています)とかかな。郷里さんハマり過ぎ。

マツコ氏の発言スタンスや一般的な評価等は、ほとんどテレビを見ないため、正直あんまりよく知りません。唯一「マツコの知らない世界」だけは何度か見たことがあって、ホスト振りがいいな~と感じたくらいの認識しかないので、上にあげたようなセリフは、もしかすると違和感を感じる方もいるかもしれません。
まあそこは脳内ってことで勘弁してください。

ついでに言うと、私の脳内マツコ氏は、いつも高そうな焦げ茶色の一人掛け革張りソファに片肘をついて斜め後ろでスタンバっています。 

このオネエ言葉の効能、何なんでしょうね。
誰か試してみて、これについて解明してくれませんか。