今までにないくらいハードに掃除をし続けたせいで、先日右手の親指があかぎれになった。掃除のせいというか、ハンドケアに無頓着だったせいなんだけど、とにかくもう指先痛いと何にもやる気出ない。
手荒れは今後の生活水準維持の大きな障害になりうると実感したので、この冬のうちにしっかり対策を整えることにした。
- 今の手荒れを速やかに治す
- 再発を防ぐ
課題はこの2点だ。
まず、手荒れを治すために、悪化しないよう傷への刺激をシャットアウトする必要がある。買ってきたのは以下の5つ。
- ユースキンA軟膏(治療薬)
- アトリックス エクストラプロテクション(カバー用)
- ゴムの指サック(仕事中の指先保護用)
- 綿手袋(家・就寝時の保護用)
- ゴム手袋(がっつり掃除時の保護用)
仕事中は、まず薬用効果の高そうなユースキンAを塗って、上からアトリックスを重ね塗りして密封カバー。そして汚れや刺激ガードに指サックを装着。
本当はゴムサックは蒸れてよくないらしい。角質が蒸れると余計乾燥してしまうとか何とか。でも、仕事中は指先が埃などで相当汚れるし、エタノールも使うので、本当は普段からゴム手袋でもしたいところ。しかし接客もするので手袋は無理、ということで今は傷のある指先だけでも死守したいとゴムサックを採用した。
ゴムサックなら滑り止めの体裁で着けていられる。
まめに外して蒸れに注意しておく。
家では、水仕事や掃除の際はしっかりゴム手袋をして極力水に触れないようにする。
今までは使い捨てのポリエチレン手袋を使っていたけど、短いので水も入りやすいし、脱げやすいし、薄いので破れやすいしで気休め程度にしかなっていなかった。
実際、掃除中に破れたり上から水が入ったりでびしょびしょになり、途中でもういいやと脱いでしまうことがたびたびあった(多分この辺が、私の手荒れの一番の原因)。
買ってきたゴム手袋は、長めで薄手の指先だけが厚くなっているタイプのもの。
Mサイズは緩そうだったのでSサイズにした。
食品や食器を扱うとき用とそれ以外の2双を購入。
料理はさすがに素手でやる。
あと、風呂上がり際の毎日の風呂掃除も素手でいいだろう。
寝る時はユースキンたっぷりとアトリックスを塗った上に綿手袋。
綿手袋にだいぶハンドクリームを持っていかれているような気がして、何度か追加で塗りたくる。
途中でふと思い出して、家にあったオロナインもユースキンの上に追加。どうせ手袋するのだからと、べったべたに塗りこんでみた。
手袋に慣れていないせいか、初日は寝てるうちに脱いでしまったらしい。
途中でハッと目が覚めて着けなおす。
これを続けてみたら、3日目にはあかぎれがほぼ完治。
表層のヒビ割れは残っているけど、割れた底は再びくっついたか、皮膚が再生しているようで、水が沁みたり触って痛いということはなくなりました。
かさぶたになっただけかな?まあ痛くなければそれでいいのだ。
次は再発を防ぐ方法。
手が汚れるなと予測できる時や強い洗剤を使うときはゴムサックやゴム手袋でしっかりガードする、これは続けるとして。
普段からしっかりハンドケアをするにはどうしたらいいかを考える。
で、先に薬局で買い物をしたときにちょっと気になっていたこれを買ってみた。
使い方がちょっと変わっている。
手を洗った後、濡れたままの手にワンプッシュして馴染ませ、そのあと水で流してタオルで拭く。新しい。
あ、でもボディミルクでは何かそんな感じのがあった気がする。
洗顔後は、拭いた瞬間から乾燥が始まるので 化粧水は速やかに塗るべし、というのはよく聞く。手でも同じなんじゃないか、と思う。これなら「拭いた瞬間」すら存在しないわけだし、この使い方は非常に理に適っているように思える。
実際使ってみると、しっかり手に膜が張られているのがわかります。
水で流すからべたつきもないし、拭いてすぐにコップとかに触っても 指紋がべったり付くことはなかったです。
そしてこれを流しや洗面台の横に置いておけば塗り忘れもないわけで。
ポンプ式だからキャップが滑って、みたいな煩わしさもないし、手を洗う回数が多い人ほど便利に感じるだろうな。
私もできれば職場の流し台に置いておきたいもの。
「手を洗う」という動作の中に「ハンドクリームを塗る」を すんなり組み込んでしまったこのアイディアは素晴らしいと思う。
ユースキンとかオロナインみたいに手荒れを「治す」感じではないけど、乾燥防止という最低限のハンドケアを習慣づけるには とっつきやすくていいと思います。
べたつきが気になるから手には何も塗らないor塗れないという人も、 ハンドクリームを塗る動作が面倒で続かないという人も(どちらも私のことですが)、試してみて損はないと思います。
逆に普段からしっかりケアしている人は、 これだけでは心許なく感じるかもしれないですが。
というわけで、この冬はこれで続けてみようと思います。