お風呂は毎日あがるときに湯船を掃除しているのですっかり油断していたけれど、ここのところ湯船の縁についたカルキ?のウロコが黒ずんで目立ってきている。
湯船の水位線の辺りもうっすら黒ずんできた。
今日はその掃除。
まずは湯船につかったときに一番目につく湯船の縁のウロコ(水垢)から。水滴を縁取ったみたいに硬くこびりついて、爪でカリカリ擦ってもびくともしません。
ネットでは、水垢には酢がいいという情報と重曹がいいという情報とが入り乱れていて若干混乱するけど、本来水垢はアルカリ性の汚れらしいので、化学的な面から言うと酸性の酢(もしくはクエン酸など)が正解みたいですね。
水垢に重曹がいいというのは、重曹の持つマイルドな研磨効果に期待している、ということのようです。
というわけで、自分は酢を選択。
キッチンペーパー2枚を細長くちぎって縁に乗せ、上から食用酢をだばーっと。効果のほどがわからないので、とりあえず手前の縁にだけこれを行って、1時間ほど放置してみる。
キッチンペーパーをはがして不織布のスポンジでこすってみたら汚れの薄いところがするっと落ちました。
これはいける!
汚れが厚くこびりついているところははがしたキッチンペーパーで再度酢を塗りつけてこすったら、放置しなくても、徐々に、しかし確実に汚れが落ちていきました。
汚れの層を薄く少しずつはがしていく感じです。
奥側の縁も同様に酢を塗りつけては擦り、塗りつけては擦りでほどなく綺麗に。
指で擦るとつるつるでキュッキュッと音がします。
うーん。これはもっと早く試すべきだった。
※写真の下の方、白っぽくムラになっているのは、この後側面を重曹で洗った名残。
重曹はよく洗い流さないと乾いた時白く残る。
お次は水位線の辺りの黒ずみ。
これは水垢とは違って、粘りのある油汚れが薄くついた感じ。指で触るとざらっとマットな感触。これは皮脂汚れと石鹸カスで酸性の汚れらしいです。
試しにさっきの酢を塗って擦ってみましたが、粘りはとれませんでした。
ここはアルカリ性の重曹の出番。
重曹スプレーを吹きかけて擦ると簡単に落ちました。
…いつも使ってるお風呂洗剤もアルカリ性って書いてあるけど、重曹と何が違うのかな?研磨効果?
さて、浴槽の内側もつるつるになった。
酢が思ったより有効だとわかったので、予定外だけどまだキッチンペーパーに残っている酢を使って、鏡と蛇口、シャワーヘッドも掃除してみることに。
鏡も浴槽同様、塗りつけては擦っていくが、多少は落ちたものの、跡は薄く残ったまま。
元が、乾いていると曇りガラスのように白くなっているレベルの水垢なので、酢でパックしてしばらく置かないとだめなのかも。鏡の受け金具周辺もまだ水垢びっしりです。
これはまた今度だな…。
酢を流して、重曹水で少し研磨してみる。少しだけましになったかな。
とりあえず水滴は綺麗にタオルで拭いておく。
蛇口の金属部分は酢でかなり綺麗に。
広いおでこが写りこんでいる(笑)
写真左下にある紺色の容器に白く水垢が付いてますが、蛇口も元はこんな感じで水垢びっしりでした。
フラッシュを焚くと細部にまだ結構水垢が残っているのがわかります。
スポンジが届かず落としきれなかった部分。歯ブラシも使ってみたけど、いまいち擦る力が足りなかったようです。あと、たぶん酢も結構薄まってた気がする。
ここは隙間を掃除する道具を作って、きっちり酢パックした上でリベンジします。
蛇口の、手で触れるプラスチック部分は、水垢と皮脂汚れのミックスだったらしく、酢だけではすっきりしなかったので、重曹スプレーにも活躍してもらいました。
ついでにシャワーとカランの切り替えつまみ?の内部のねじが取れていたのでドライバーでつけ直す。つまみを手前に引っ張るとぽこっと取れちゃっていたんですが、これで快適。
台所の蛇口の向き然り、別に困らないか、と思って放置している不具合が結構あります。
シャワーヘッドも水垢と皮脂の混合だったので酢と重曹で交互に掃除。
酢で擦ったら流し、重曹で擦ったら流し、と洗い流しながらやらないと、皮脂汚れなんかは再付着してしまいます。
シャワーの水が出る部分は案の定水垢がびっしりでしたが、酢もすっかり薄くなってしまったので、ここは後日漬け置き洗いすることにしました。
あとは作りつけの棚をささっと掃除してひとまず終了。
他にお風呂の代表的な汚れというと、
- カビ
- 床の黒ずみ
- 謎のピンクのぬめり
でしょうか。
カビは、うちの浴室が24時間換気システムを採用しているためほとんど発生したことがありません。逆にそのせいで、水滴が乾いて水垢が付きやすいということなんでしょう。
床の黒ずみはかなりありました。
以前旦那が掃除してくれたので今は綺麗です。
どうやって落としたのか聞いたら 、サンポールでパックしたとのこと。
これも水垢と皮脂汚れや石鹸カスの混合汚れだったようです。
調べたら「金属石鹸」というキーワードにたどり着いたと言っていました。
謎のピンクのぬめりはロドトルラという酵母菌らしいです。
擦れば簡単に落ちるけど、完全に落とすにはエタノールがいいとのこと。
汚れの種類と洗剤の性質を考えながらやると、掃除がかなり簡単に、そして手際良くなりますね。今回の掃除時間は放置時間を除いて1時間程度でした。
今日のMVPはミツカンの穀物酢氏に。
冷蔵庫の日蔭者が一躍スターになった日。
今回使ったのは200~300mlくらいでしょうか。
途中、風呂場に様子を覗きにきた旦那(酢っぱいもの苦手)が、「すっぱい!!」とフレーメン反応を起こしていました。
すまんね。また近々やるけどね。