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気ままレシピとシンプルライフ。

後輩が身体あるいは精神、もしくは両方を壊しそうで心配。

ショッピングモールで乾いた泥の足跡を見て反射的に「あ、ボルボロスの痕跡」と思ってしまうくらいにはモンハンワールドにのめり込んでいる管理人です。どうもこんばんは。

ゲームしない人のために書いておくと、モンハンワールドでは、モンスターがフィールド上に残した痕跡を辿って狩りをおこなうのです。ボルボロスさんは泥を纏って歩くモンスターなので、彼の歩いた場所には擦り付けられた泥の痕跡がいっぱい見つかります。

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ビッチビチ。

ゲームにのめり込むと実生活でもふとしたことで妄想が湧いていけませんな。テトリスのやり過ぎでビル街の隙間に棒が降ってこないかなあとか考えてたり、風来のシレンのやり過ぎで三色パンがワナの罠に見えたり。

そういえば三色パンって最近売ってないね。

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左が三色パン、右がワナの罠。画像お借りしました。

うん。

まあ、いいんです。こんな前置きは。

こんな平和ボケした話は置いといて、今日は職場の後輩がこのままいくと身体壊しそうで心配、という話を書いておこうかなと。

後輩が無茶シフトでメンタル危ういかもしれない

職場の後輩のSちゃん。20代前半のピチピチ女子で、私と同じくフルタイムで働いてます。彼女はうちの職場以外にもうひとつ仕事を掛け持ちしていて、そちらは週に3日ほど短い時間でシフトに入ってます。

ところが、そっちの職場がそこはかとなくブラックと言いますか。オーナーの性格にちょっと難があり、そのせいでパートさんの入れ替わりがむちゃくちゃ激しいらしいんですね。近所ではその性格は結構有名、というのを複数の筋から聞いているくらい。

Sちゃんは人当たりもよく、よく気がつく性格で機転もきいて、まるで接客の申し子みたいな人なんですが、責任感が強くて頼られると断りきれないところがあって、抜けたパートさんの穴埋めを頼まれていつの間にかシフトが増え、気付けば週7勤務だった…みたいなことになってるようで。

また悪いことに時間帯が中途半端で、こっちの職場あがって先方のシフトが始まるまで約5時間、向うのシフト上がってこっちが始まるまで約5時間、みたいな感じで、要するに一日の余暇をど真ん中でぶった切る時間割なんです。

少ない日数でこっちの休みと上手く絡めてる分には全然問題なかったんだけど、連チャンでシフト入れられちゃうと寝る時間がなくて詰むパターン。というかすでに詰んでる模様。めっちゃしんどそう。

後輩曰く「いいところもあるんです」風な。やばい。

Sちゃんはオーナーのことをちょっと性格に難ありと認識してはいても、自分ひとりだけ特別に時給をかなり上げてくれてるし、病んだり身体壊したりしないよう気をつけてと心配してくれるし、と「いいところもあるんです」みたいに話すんですよ。

それ聞いて私、ちょっと本気で心配になっちゃって。

ていうのが、私が前の職場で適応障害になったときの経緯と要所要所で被るんですよ、状況が。そして当事者の言動が。

待て待てSちゃん。

これはBBAのゲス勘だけど、それそのまま突っ走るとヤバイやつな気がするぞ?

突っ込みたいことは色々あるが、性格のせいで従業員が続々やめていくというのが、そもそも経営者として相当に問題アリだろうと。

それにひとりだけ時給上げて…というのはこの場合、単に辞めると言い出しにくい状況を作ろうとする囲い込みの手口というのが大半で、能力への評価とか感謝のしるしで上げてるものではなさそうだし。

病んだりしないよう気をつけて…というSちゃんの言うところの「心配」も、時給の件と併せると「あらかじめ注意してあげたんだから体調管理はできて当然。時給も優遇してるんだし、他のスタッフのようには簡単に休むなよ」という「釘さし」にしか聞こえないんだよね…。

穿ち過ぎかね?

私が適応障害になった時は。

私が前の職場で自分を追い込んで行った時は、同じような状況で「特別に手当をつけてくれているのだからちょっとのことでは休めないし、人が足りないなら頼りにされている自分がなんとかしなくちゃ」と思って多少の無理は飲み込んでしまってました。

お金で逃げ道を断たれて、日増しに無茶振りを増す上司の要求に応えようと睡眠時間を削っているうちに…。

寝不足でボロボロの身体が精神をフォローできなくなって、ぽっきり折れた。

…いやね、今にして思えば、逃げだせばよかったんですよ。自分でね。逃げ道を断ってたのは自分。逃げ道のドアに貼られた「通行禁止」の張り紙を真に受けて、ドアを開けることなく、落ちてきた天井を支え切れなくなって潰れただけ。

張り紙を貼った人間はといえば、「こうして貼っておけば、天井が落ちても支えてくれるかな?もちろんそいつの腕力の範囲でいいんだけど」くらいの気持ちで貼ってるだけだから、潰れた私を見ても「え?なんで潰れる前に逃げなかったの?」くらいにしか思わんですよ。

あの時の私に、どんな言葉だったら響いただろう。

私は今こうして振り返って、頑張りすぎた当時の自分を「健康こそが資本ということも分かっていない馬鹿な奴だ」と呆れた目で見ているけれど、じゃあ今の私が当時の自分に色々と忠告したところで、果たして私は素直にそれを聞いただろうか?と考えると、答えはNOが濃厚な気配がします。

当時、私に忠告してくれた人は結構いました。父も、弟も、旦那も、友人も、同僚も。

穿ち過ぎ?と上に書いた私の見解に近いことは、主に父が言ってくれていました。弟も一度仕事でメンタルやっちゃってるので心配してくれていたようです。

旦那は控えめな人なので普段は何も言いませんが、あまりに仕事の付き合いや残業が続いた時に、ちょっとだけ言われました。なんて言われたかはあんまり覚えていません。忠告というか、たしか「そんなにしんどくなるまで働かなくちゃだめなの?」的な感じだったと思います。「仕事なんだから当然でしょ」と思いこんでいたんですね。当時は。

なんであの時、人の忠告を素直に聞かなかったんだろうって、考えてみたんですが。

基本、他人の忠告って若干のウザさを伴うものじゃないですか。忠告というからには、当事者が良しと思ってやってることに異を唱える形になるか、あるいは当事者が悪いと思いながらついやっちゃってることに正論を向ける形になるかのどっちかだと思うので。

そこに加えて、当時の私は数字で結果を出したことに気をよくして、自分は間違ってないという変な自信がついちゃっていたのだと思います。変な、というか、売上を上げたという結果に対しては持っていい自信だったわけですが、働き方に関しては持っちゃいけない自信だったんでしょうね。そこの切り分けができてなくて、働き方に関して人からもらった忠告にも耳を貸せなかったのかな、と思います。

それに、人から忠告=心配されるという状況を「自分が惨め」と感じてしまう気持ちがあったのかもしれません。言わせてみりゃ「そんな心配されるほど困ってない、自分でちゃんと処理できてる」というわけです。

なってみないとわからないこの辛さ。

また、当時の私は「働き過ぎて身体や精神を壊す」ということがピンと来ていなかったのだと思います。大きな病気もしたことがない私にとって、インフルエンザの高熱や車酔いの気持ち悪さ、下痢の腹痛より辛い症状は未知の領域だったのです。あ、熱中症もか。

適応障害は症状の出方は人それぞれらしいのですが、私の場合は主に下記のような症状が出ていました。

 

  • 身体のしびれ(主に首を中心に頭、肩、腕、背中)
  • 動悸、めまい、発汗
  • 強い不安に襲われ、涙が出る
  • 集中しようとしてもできない、考えがまとまらない

 

ネットで調べると出てくるような、至って典型的な症状です。

医師によれば、瞬時に起こった強い緊張による症状なので、とりあえず症状が出てもパニックになるなとのこと。引き金となるストレス因が必ずあり、多くの場合は原因から離れて神経を休ませれば治るから安心せい、と。

多分、なったことない人には、文字で見ても「ふぅん?」という感じだと思います。

「極度に緊張した状態」がそんなにしんどいの?…多分病む前の私でもそう言っていたことでしょう。わかんないですよね。わかります。

ぶっちゃけ、こうした身体の症状は、薬である程度抑えておくことができます。薬で抑えつつ、環境を整えてきちんと神経を休めて治し、カウンセリング等で再発を防ぐわけですね。

私の場合、適応障害になって辛かったのは、こういった症状そのものもそうなんですが、「色んな自信を喪失して、立ち直るまでに時間がかかったこと」です。

自分は思ってたほど精神がタフではなかったし、替えのきかない人材でもなかった。

今でこそ「そんなの当たり前じゃん」と思えますが、そこへたどり着くまでは暗い長いトンネルに放り出されてしまったような、憂鬱で心細い日々でした。私が発症した時の詳細はまた別の機会に書こうかなと思っていますが、その時の心の流れを細かく追おうとすると、辛い気持ちがよみがえってきて正直まだしんどいです。

 

言葉で届けるのは難しいかもしれない。じゃあどうやってフォローしよう?

Sちゃんには、向うのシフトが断りにくいならこっちのシフトは削っても問題ないから、きちんと眠れる時間をとるよう勧めていますが、逆に気を遣わせてしまうようで、上手いこといきません。睡眠ほんとに大切なんだよ。ほんとに。

以前、オーナーの性格が話題にあがった時、そのあまりにパワハラ臭のする発言に、あんまり難ありなら関わらないのも一つの選択肢だよ、という話もしたことがあるのですが、「それで辞めのは負けたような気がする」と首を横に振ったSちゃん。

今時珍しい根性のある子なんですが、普段が打たれ強いだけに、万が一ポキッと行っちゃった時のダメージが計り知れなくて、傍で見ていて怖い。BBAとしては後輩可愛さについ色々心配しちゃうのですが。

結局は、なるようにしかならんだろうなと思っています。

ぶっちゃけ、人の忠告を聞いておけばよかったと思っている私でも、他人がここまで勝手にあれこれ気を揉んでることが分かったら、やっぱり「うっぜえなあ」と思っちゃうかもしれない。ましてや同じ職場内のことならともかく、私がその状況を実際に見てるわけでもないし、多少なりともバイアスがかかってるのは間違いないですから。

ただ、もしSちゃんが助けを求めるサインを自ら出した時に、それを見逃すことだけは絶対にしないぞと。私にできるのはそれくらいしかないよなあという結論に達しました。

未然に防ごうというのも難しいものなんだなあ。